やまとイルミネーションの強み
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PRODUCTSやまと興業株式会社 商品部
〒434-0036 静岡県浜松市浜名区横須賀1136
【イルミネーション視察記録】あしかがフラワーパーク2026
栃木県にあるあしかがフラワーパークさんのイルミネーションを視察させていただきました。
昨シーズンに続いて二度目の訪問です。
前回の視察の際は、私はイルミネーション担当として一年目の立場でした。
純粋に「きれいだな」という感想で、イルミネーション球数の多さ、バリエーションの多さに圧倒された記憶があります。
今年は、イルミネーション企画や現場施工に関わる時間を前回よりも重ねたうえでの訪問です。
同じ景色でも、見え方はまったく違っていました。。。
奇蹟の大藤
まず印象に残ったのは、奇蹟の大藤エリアです。

今年は「没入体験」という考え方がより明確になっていると感じました。
藤棚上部のパイプから、藤の花の香りが噴出しています。
イルミネーションというと、光の調整がもちろん中心になります。
しかしここでは、視覚以外の要素も重ねて設計されています。
そして、前回と比較すると、イルミネーションの量も増えているように感じました。
空間全体に包まれる感覚は明らかに強くなっています。
光を増やすのではなく、体験としてどう構成するかを考えている印象でした。
四季彩のステージ
四季彩のステージでは、「あんさんぶるスターズ」のイベントが開催されていました。

「あんさんぶるスターズ」は、アイドル育成をテーマにした人気ゲームコンテンツで、若年層を中心に支持を集めている作品です。
イルミネーション×映画・アニメ・ゲーム作品等の組み合わせは、近年増えている取り組みの一つです。
光の空間に物語やキャラクターの世界観を重ねることで、来場の動機が広がります。
普通にファンだったら来たくなりますよね、、、
フラワーキャッスル

フラワーキャッスルでは、施工の密度が特に印象的でした。
実は、ちょっと早めに着いたので、日中の園内も拝見しました。

側面のイルミネーションビジョンでは、メッシュの穴にストリングスのLEDを一本ずつ均等に挿し込んでいます。
これもきっと手作業ですよね、、、途方もない手間と労力を感じます。

前回よりもイルミネーションディスプレイとしての画素数(ピッチ)が細かくなっているように感じました。
光の面としての完成度が高まっています。

手前の花にも、一本一本花キャップが挿し込まれています。
近くで見ると、その作業量は想像以上です。
イルミネーション 商品の性能も重要ですが、
最終的な見え方は施工の積み重ねで決まります。
大藤神社

大藤神社の鳥居では、さらに踏み込んだ施工が行われていました。
昨シーズンは11月に訪れたため年明けからの設置のこの鳥居は初めて見ました。
近づいての写真は撮り損ねてしまいましたが、鳥居の柱に穴をあけ、内部にストリングスを通し、LEDを一本ずつ外に挿し出しています。
外側に巻き付ける方法も考えられますが、あえて選んでいません。
見え方を優先した結果だと感じました。
あしかがフラワーパークさんは、昼間もお客様が来場されます。
赤い鳥居に、黒いストリングスがグルグルと巻かれていたら、きっと見栄えは良くないでしょう。
施工の難易度は上がりますが、景観としての完成度が段違いに高まっています。
光のバラ園

光のバラ園では、高さ4〜5mの園芸用支柱にイルミネーションが巻かれていました。
支柱だけでは風で倒れる可能性があるため、角材で補強されています。
実際に触れてみると、しっかりと固定されていました。

屋外施工では、安全が前提条件です。
見た目だけではなく、会期を通して安定していることが求められます。
固定方法
各エリアで共通していたのは、園芸用の緑のガーデンワイヤーを多用している点です。

インシュロックの黒や白に比べ、植物に自然に馴染みます。
木を痛めづらい点もそうですし、植物園らしい柔らかい印象を保つための選択だと感じました。
一方で、撤去の手間は増えるはずです。
インシュロックであれば一本切れば済みますが、ガーデンワイヤーは巻き付けを外す作業が必要です。
見た目と作業性のどちらを優先するか。
イルミネーションを施工するにあたって、避けて通れない判断です。
■まとめ・所感
この規模、この球数のイルミネーションを成立させるためには、設置に数か月、撤去に一か月はかかると想像できます。
ということは、実質的には、年間を通して何かしらイルミネーションに関わっている状態です。
夏の酷暑、冬の厳寒の中で施工と運営と撤去が続いているんですよね、きっと。。
頭が下がります。
派手な演出は、やはり目を惹きます。
光量や色彩の強さは、来場者の印象に直結します。
一方で、現場に立つ立場になってからは、成立する設計のほうが気になるようになりました。
どこに手間をかけるのか。
どこで割り切るのか。
その判断は、イルミネーション企画の段階から始まっています。
同じイルミネーション商品でも、設計と施工次第で見え方は大きく変わってきます。
今回の視察では、その積み重ねを具体的に見ることができました。
実際の現場を拝見できたことに、率直に感謝しています。
イルミネーション品質は、派手さだけで決まるものではありません。
見えない部分での選択が、最終的な空間を形づくります。
私たちもイルミネーションの現場に立つたび、同じ問いを繰り返しています。
光の裏側を理解したうえで、どう設計し、どう施工するのか。
今回の学びを持ち帰り、これからの企画と施工に活かしていきたいと思います。


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