やまとイルミネーションの強み
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PRODUCTSやまと興業株式会社 商品部
〒434-0036 静岡県浜松市浜名区横須賀1136
【イルミネーション視察記録】デンパーク・刈谷エリア・太田川駅
愛知県方面のイルミネーションも見てきました。
静岡のすぐ隣の県でありながら、実はあまり足を運ぶことがなく、新鮮な発見の連続でした。
東京のような洗練された都会的イルミネーションとも少し違い、かといって地方色が強すぎるわけでもない。
愛知ならではのスケール感や遊び心が感じられる、独特の表現が多くとても印象に残りました。
地域ごとの考え方や空間の使い方の違いが見えてくるのも、イルミネーション視察の面白さのひとつですね。
■デンパーク安城

屋内のツリーが印象に残りましたので、紹介します。
乳白色のボール型イルミネーションが、光るオーナメントのようにツリー全体に散りばめられていて、とてもきれいでした。
ツリーにストレートタイプのイルミネーションを巻き付ける装飾はよく見かけますが、このツリーのように「光そのものを飾りとして使う」見せ方は、また違った印象を受けます。
白色の光は全体的にやさしくあたたかい雰囲気で、見ていて自然と気持ちが落ち着きます。
赤いリボンやオーナメントともよく合っていて、派手すぎないのにしっかり華やかさがあるのが個人的に好きになった理由です。
もしこれがマルチカラーのボールだったら、もっと楽しく賑やかなツリーになりそうですが、あえて白一色にしているところに、この空間らしさを大切にしている感じがしました。
シンプルですが、印象に残るツリーだと思います。

同じくデンパーク安城です。
樹木の幹にはライトが細かくびっしりと取り付けられています。
そこに葉のボリュームが重なり、まるで樹木そのものが内側から光っているような、不思議でファンタジーな雰囲気がありました。
紫やブルー、白の光が混ざり合っていて、日本のイルミネーションとしては少し珍しい配色です。
どこか海外のナイトガーデンのような、華やかさとゴージャスさがあり、ぱっと見ただけでも強く印象に残りました。
今回は樹木の真下までは若干の距離があり、近くまで寄ることはできませんでしたが、もし真下に立って上を見上げたら、さらに驚くことができるのではないでしょうか。
葉のボリュームとイルミネーションの光が視界いっぱいに広がって、包み込まれるような没入感がありそうです。
幹から枝先までしっかり光を入れているからこそ出せる表現で、「ただ巻いている」だけではなく、樹木の存在感そのものを演出しているイルミネーションだと思いました。
■刈谷ハイウェイオアシス

ドーム型のイルミネーションが設置されていました。
ドーム全体には大きなモチーフがあしらわれていて、遠くから見ても「中に入ってみたい」と自然と思わせてくれる、引きの強いデザインです。
外から眺めるだけでなく、体験することを前提に作られているのがよく伝わってきます。

中に入ってみると、写真以上にまるで光に包まれるような感覚でした。
ドームの内部は意外と広く、ベンチ型のイルミネーションも設置されていました。
写真を撮ったり、少し腰を下ろして休憩したりと、ただ通り過ぎるだけで終わらない、居心地のいい空間になっています。
場所柄もあって、ご家族連れの姿が多く見られました。
もしこのドームの中に、触ると音が鳴ったり、色が変わったりするような「参加型」の仕掛けが加われば、特にお子さんにとっては、より印象に残る体験になりそうだなと感じました。
見るイルミネーションから、体験するイルミネーションへ。
そんな流れを感じさせてくれる装飾でした。
■かりやストリートイルミネーション

こちらは刈谷駅周辺エリア。
デッキの梁の構造をうまく活かして、ライトがジグザグに吊り下げられていました。
そのおかげでただ明るいだけでなく空間に自然な奥行きが生まれていて、工夫を感じられる装飾です。
視線を前に向けると進む先まで光が連なって見えます。
歩いているだけでも楽しく、ついどんどん進みたくなってしまいます。
視界いっぱいに光が広がり、全体としてとても明るく華やかで、少し特別な雰囲気に包まれているようでした。
構造物そのものを“飾る対象”として捉えるのではなく、
空間の見え方をつくるための素材として使っている、そんな印象を受けるイルミネーションでした。

こちらは刈谷駅ウイングデッキの頭上。
写真からは少し分かりづらいですが、天井から吊るされたイルミネーションボールの中に、ひとつひとつオーナメントが入っています。
細かな部分まで丁寧につくり込まれていることが伝わってきました。
ゴールドとホワイトを基調とした色合いが全体にやさしい暖かみを与えていて、通勤や通学、買い物など、さまざまな目的で行き交う駅の風景にも自然と溶け込んでいます。
派手に主張しすぎることなく、それでいてしっかりと季節感を感じさせてくれる、バランスの良いイルミネーションです。
■ウィンターイルミネーションin太田川

太田川駅前イベント広場です。
屋根の下にある広い空間全体が、青のストレートライトと演出照明によって、青みがかった幻想的な世界へと変わっていました。
青いストレートライトは一本ずつ吊り下げられ、先端が丸くボールのようになっているのが特徴的です。

光がギュッと集まっているボールの部分が、空間の素敵なアクセントになっていました。
ツリーやストレートライト、演出照明が音楽に合わせてリズミカルに点灯する演出があり、視覚だけでなく耳でも楽しめる、素敵なイルミネーション体験でした。
動画も撮影しました。
下記URLよりご覧ください。
きっと驚くイルミネーション演出ですよ。
https://youtu.be/h6BeRqcy1Jg
■最後に
今回、愛知県各地のイルミネーションを見て感じたのは、いわゆる“王道”や“無難”なイルミネーションでは、この地域ではなかなか成立しないのだろう、ということです。
派手にすればいいわけでもなく、東京的な洗練をそのまま持ち込めば良いわけでもない。
一方で、しっかりスケールがあり、遊び心もある。
愛知のイルミネーションには、見る側の感覚をちゃんと試してくるような、独特のバランス感覚があるように感じます。
「普通」では物足りないけれど、奇をてらいすぎても受け入れられない。
そんな少しシビアな目線に応えるために、光の使い方や仕掛け、体験性に工夫が凝らされている。
今回の視察では、そんな愛知ならではの空気感が随所に表れていました。
地域が違えば、求められるイルミネーションの“正解”も変わる。
愛知のイルミネーションは、そのことをとても分かりやすく教えてくれる存在だと感じます。
地域ならではのイルミネーション、弊社も追求していこうと思います。


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