やまとイルミネーションの強み
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PRODUCTSやまと興業株式会社 商品部
〒434-0036 静岡県浜松市浜名区横須賀1136
【イルミネーション視察記録】伊豆高原グランイルミ
伊豆ぐらんぱる公園の「伊豆高原グランイルミ」を視察してきました。
高い評価や受賞歴を誇るイルミネーションを視察することで、今後の商品開発や施工案件に活かすことができたらと考え、弊社では積極的に視察をおこなっております。
まず最初に、簡単に伊豆高原グランイルミについて。
・東京ドーム2個分の広さ
・園内にはおよそ600万球のLED
・竹取area/夢のトンネル/ラグーンエリア/など多数の世界観
・日本初 体験型イルミネーション
・International Illumination Award 2025 イルミネーションイベント部門優秀技術賞 第1位
・Walker+イルミネーションランキング 9年連続第1位
などなど、とってもイルミネーションに力を入れている施設です。
平日の夜に行きましたが、大勢のお客様であふれていました。
それでは下記にて、気になった部分や勉強になった箇所を紹介させていただきます。
■巨大なドラゴン

ドラゴンの頭は高さ約10m。全長は100mほどの大きさを誇ります。
鉄骨を形状加工していました。そこに乳白のロープライトを施工。
乳白のロープライト、実は弊社には取り扱いがございません。。
使い勝手はかなり良さそうです。来季の仕入れを検討してみます。。
■オーロラフィルムを多用

こちらは弊社も取り扱いがあるオーロラフィルムのモチーフ。
モチーフ内部やまわりのイルミネーションの発光色によって、全然表情が変わってきます。
面白い商品です。
弊社はサンタ、トナカイ、スノーマン、パーティードッグと現在4種しかありませんが、特注対応もしております。
ぜひお気軽にお問い合わせください。
■ネオンサインも多用

ネオンサインはやはりカラフルでインパクトがあります。発光色も様々。
弊社でもネオンサインは制作できますが、弊社のアクリルボードは透明。
一方写真では分かりづらいですが、グランイルミのアクリルボードは黒色。
夜、背景が暗くなるのであれば黒色のアクリルボード。
部屋の中やネオンサインの裏側も明るいのであれば透明のアクリルボード。
すみ分けが必要そうです。
■布製のモチーフ

金属のフレームに布が張られていました。
光をぼんやりとさせる効果がありそうです。
たしかにこの竹取areaでは、粒感が出てしまう通常のイルミネーションやラインがはっきりとしてしまうネオンチューブやロープライトよりも、布を用いた方が和の表現に合っていますね。
■ツリーのオーナメント

よく見かけるイルミネーションツリー。
ただのボールだけだとありふれたツリーになってしまいます。
多様な形や素材のものを使用すると、一気にオリジナル感が出てきます。
■スモーク&シャボン玉&レーザーの演出

スモークを焚いてレーザーを照射していました。
空中にラインが生まれ、イルミ空間に立体感が追加されます。
視界の空白部分が減ることで、より光の中にいる感覚、没入感を演出できていました。

こちらはシャボン玉の演出。
音楽と同時にシャボン玉の演出が始まりました。
最初はただシャボン玉が放出されるだけでしたが、、、サビになるとシャボン玉にレーザーが照射。
シャボン玉1つ1つが動く光の粒になり、とても幻想的でした。
点光源が空中をランダムに浮遊するというのは、なかなか他ではできない演出ですね、、‼
■最後に
まず強く印象に残ったのは、約600万球という圧倒的な球数です。
いかにデザインやストーリーが優れていても、球数が少ないと空間にどこか物足りなさや寂しさを感じてしまう――これはイルミネーションに携わる者であれば、誰もが実感するポイントです。
伊豆高原グランイルミでは、その懸念を一切感じさせない、まさに「有無を言わせない」スケール感で空間が構成されていました。
視界に入る範囲すべてが光で満たされ、来場者を一瞬で非日常へ引き込む力を持っています。
球数がもたらす没入感の重要性を、改めて実感する視察となりました。
次に印象的だったのは、表現手法の多様さです。
レーザー、スモーク、シャボン玉、そしてイルミネーション。
それぞれ単体でも演出として成立する要素ですが、これらが組み合わさることで、光の表現は単純計算で何倍にも広がります。
さらにイルミネーション自体も、ストリングス、ロープライト、ネオン、布素材、オーロラフィルムなど、多種多様な素材・手法が使い分けられていました。
LEDイルミネーションと一口に言っても、光り方・色味・質感には無数のバリエーションがあり、装飾の工夫次第で空間の印象は大きく変わります。
特に感じたのは、「光を足す」だけでなく、「空間の見え方そのものを変える機材」を導入することの重要性です。
視線の抜け方や奥行き感、スケールの錯覚を生み出すことで、同じ場所でもまったく異なる体験を提供できる。
こうしたアプローチは、他施設との差別化において非常に有効だと感じました。
今回の視察を通じて、改めて感じたのは、
イルミネーションは「きれいに光らせること」ではなく、球数・素材・演出を掛け合わせ、空間全体をどう体験させるかが重要だということです。
私たちは、単なる装飾提案ではなく、
「どれくらいの球数が必要なのか」「どんな光の種類を組み合わせるべきか」「その場所ならではの見せ方は何か」
こうした点を現地条件や目的に合わせて一つひとつ設計していくことを大切にしています。
イルミネーションで集客力を高めたい、他施設と明確な違いをつくりたい――
そんなお悩みがありましたら、ぜひ一度ご相談ください。
今回の視察で得た知見も活かしながら、**“記憶に残る光の空間”**をご提案いたします。


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