やまとイルミネーションの強み
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【イルミネーション視察記録】ミッドタウン日比谷・東銀座駅・ミッドタウン八重洲・KITTE
今回は、ミッドタウン日比谷、東銀座駅、ミッドタウン八重洲、KITTEと、東京の中でも性格の異なる4つのエリアを巡ってきました。
■東京ミッドタウン日比谷

毎年完成度の高い演出が印象的なエリアですが、今年は映画『ズートピア2』とのコラボレーション。
例年以上にスケール感と世界観づくりに力が入っているように感じました

まず目を惹くのは、エリアの中心に設置された大型クリスマスツリー。
ズートピアの世界観をそのまま立体化したかのようなシンボルツリーです。
ツリー全体は緑・水色・黄色・白を基調としたナチュラルな配色でまとめられており、周囲の都会的な建築ともよく馴染んでいました。

オーナメントにはズートピアのキャラクターが大量に使われています。ウサギやキツネ、ニンジンなど。
遠目には「華やか」、近くでは「見て楽しい」構成で、つい足を止めて見入ってしまうツリーです。

ツリー単体だけでなく、周囲の樹木イルミネーションも非常に印象的でした。
- ・黄色・ピンク・オレンジの暖色系
- ・青と白の寒色系
- ・緑・黄色・水色のネイチャー系
これらが数分おきに切り替わり、エリア全体の表情が大きく変化します。
「どこを見ても同じ」ではなく、時間によって印象が変わるため、自然と長く滞在したくなる空間づくりがされています。
■東銀座駅
歌舞伎座のすぐ近くに位置する東銀座駅周辺では、
街の立地や背景にしっかり寄り添った、和風のイルミネーションが展開されていました。

駅周辺で目を惹くのは、雪吊りをイメージしたイルミネーション装飾です。
光のラインは放射状に広がり、ひと目で「和」を感じさせる構成になっています。

骨組みには竹が使用されており、装飾としての完成度だけでなく、日中に見ても本物の雪吊りのように見えそうな作り込みが印象的でした。
イルミネーションは夜だけのもの、という考えにとどまらない設計だと感じます。
雪吊りの縄を表現している光源には、寝球タイプのイルミネーションが使用されています。
チューブライトに比べてラインが細く、光もやわらかいため、縄の一本一本を繊細に表現できていました。
弊社にも「ラタンネダマ100球」という商品がございますので、ご参考までに、、

派手さはありませんが、この「細さ」や「控えめさ」こそが、和の雰囲気を壊さないポイントになっているように思います。

駅構内では、和傘のライトアップ演出も行われていました。
屋外の雪吊りモチーフと屋内の和傘装飾がつながっており、エリア全体で和の世界観がしっかり統一されています。
歌舞伎座をはじめとする周辺環境との相性も良く、「この場所だからこそ成立するイルミネーション」だと感じました。
■東京ミッドタウン八重洲
東京駅至近という立地にふさわしく、大人向け・高級感重視のイルミネーションが展開されていたのが、東京ミッドタウン八重洲です。

全体の色味は、ゴールド一色で統一。
いわゆる黄色寄りのゴールドではなく、やや赤みを感じる深いゴールドが使われており、非常に上品な印象を受けました。
派手さは抑えつつも、ビジネス街・東京駅周辺という環境にしっかり馴染む色選びだと感じます。

ツリーと天井のイルミネーションは、常に音楽と連動して制御されており、空間全体が一体となって演出されています。
天井から奥へと続く光のラインと、正面のツリーが呼応することで、空間にしっかりとした奥行きと迫力が生まれていました。

メインツリーは、竹細工のランタンを用いられていました。
ランタンの中には、乳白色のボール(φ150mm程度)が仕込まれており、光源を直接見せず、やわらかくにじむような光をつくり出しています。
竹という素材の温かみと、乳白ボールの上品な発光が組み合わさることで、都会的でありながら、どこか落ち着きのあるツリーに仕上がっていました。
八重洲ミッドタウンのイルミネーションは、「目立たせる」よりも「格を上げる」ことを意識した構成に感じられます。
■KITTE
今年のKITTEのクリスマスイルミネーションは、空間スケール・光量・世界観の統一感、そのすべてにおいて非常に完成度の高い構成でした。

シンボルとなるのは、約13メートルの本物のモミの木。
屋内施設でこれだけのサイズ感の生木を使用している点だけでも、企画段階から相当な覚悟を感じます。。
エントランスを抜けた瞬間、視界をほぼ占領するように現れる巨大ツリーは、写真や動画で見る以上に圧倒的。
SNS上では「幻想的」「フォトジェニック」といった言葉が多く見られますが、実際に現地で体験すると、単に“映える”という言葉では収まりきりません。
空間そのものが非日常に切り替わる感覚が強くありました。

ツリー単体の存在感もさることながら、今回特に印象的だったのは、ツリーの周囲に広がる「白銀の草原」をイメージしたイルミネーション空間です。
約6万5千球のLEDが床一面に敷き詰められ、白一色で構成された光の粒が、静かに、しかし確かな密度で空間を満たしています。

ちょっと、圧巻です、、
強い演出や派手な色変化は一切なく、あくまで「白」のみで構成されているにもかかわらず、単調さはまったく感じません。
光の粒がゆっくりと呼吸するように揺れ、静的な装飾でありながら、どこか生命感すら覚える演出でした。
また、屋内という環境を最大限に活かし、天候や外光の影響を受けないことで、光の繊細さが非常にクリアに伝わってきます。
屋外イルミネーションにありがちな「遠目での迫力」ではなく、至近距離で光を体験させる設計になっており、視線の高さや人の動線もよく計算されていると感じました。
■最後に
今回視察した、ミッドタウン日比谷、東銀座駅、ミッドタウン八重洲、KITTE。
キャラクターや色彩、音楽と連動した演出で“体験”をつくる空間もあれば、素材やモチーフを絞り込み、静かに季節感を伝える装飾もある。
光の量を競うのではなく、「その場所らしさをどう光で表現するか」に、どのエリアも真剣に向き合っていると感じます。
東京のイルミネーションは、年々派手になるというよりも、「空間の個性をどう光で翻訳するか」という段階に入っているように感じました。
この気づきを、今後の提案や設計にどう落とし込んでいくか。
それこそが視察を行う一番の意味だと感じています。
今回得た経験を、これからの仕事にしっかりと活かしていきたいと思います。
複数回にわたって更新してきた【イルミネーション視察記録】も、今季分は今回で一区切りとなります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
引き続き、弊社HPでは事例紹介や取り組みなどを発信してまいりますので、今後ともご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。


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