International Illumination Award 2025について発表がありました。少し遅くなってしまいましたが、簡単にレポートさせていただきます。





2025年11月11日、神奈川県横浜市の横浜市開港記念会館にて、「International Illumination Award 2025(以下 IIA)」の発表および授賞式が開催されました。本アワードは、一般社団法人 夜景観光コンベンション・ビューローとぴあが主催し、日本で育まれてきたイルミネーション文化を、世界の観光産業へと発信していくことを目的としています。

IIAは、これまで日本全国で評価・蓄積されてきたイルミネーションの価値を、国内評価に留めることなく、国際的に通用する観光ブランドへと昇華させること、そして日本がイルミネーション分野において世界をリードする存在となることを目指しています。




評価は

まちづくり部門

環境部門

テクノロジー部門

イルミネーションイベント部門

の4部門で行われ、各分野における優れた取り組みが選定されました。

また今年度は、従来の「優秀エンタテインメント賞」「優秀ストーリー賞」「優秀技術賞」に加え、持続可能な社会への貢献を評価する「優秀SDGs賞」が新設され、時代性を反映したアワード構成となっています。

ちなみに、今年度の最優秀賞には、栃木県の「あしかがフラワーパーク 光の花の庭」が選ばれました。昨年視察に行かせていただきましたが、こちらはストーリーがはっきりしていまして、最優秀賞も納得のイルミネーションかと思います。

さらに、

・まちづくり部門:福岡市「博多旧市街ライトアップウォーク 千年煌夜」

・テクノロジー部門:「GREAT SKY ART」

・環境部門:東京都品川区「目黒川みんなのイルミネーション」

といった、日本各地の個性あるイルミネーションが高く評価されました。

加えて、インターナショナル部門では、シンガポールの「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」が選出され、日本発のイルミネーション文化が世界とつながる象徴的な事例として注目を集めました。

あしかがフラワーパーク 光の花の庭





私たちが日々向き合っているイルミネーションは、単なる装飾や演出にとどまらず、地域の魅力を可視化し、人の流れを生み、まちの価値そのものを高める存在へと進化してきました。


日本発のイルミネーション文化が、今後さらに国境を越え、観光、まちづくり、環境配慮、テクノロジーといった分野と連動しながら、どのように発展していくのか。日本で培われてきたイルミネーションの表現や思想が、世界のまちや人々とどのようにつながり、新たな価値を生み出していくのか。今回の受賞結果は、イルミネーションが持つ可能性の広がりを、あらためて感じさせるものとなったかと思います。



私たちもイルミネーションに携わる企業の一員として、微力ながら、光を通じた文化や価値の創出に向き合い続けていきたいと考えています。
イルミネーションに関わる取り組みやご相談等ございましたら、お気軽にお問合せくださいね。

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