やまとイルミネーションの強み
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PRODUCTSやまと興業株式会社 商品部
〒434-0036 静岡県浜松市浜名区横須賀1136
【コラム】物価高時代のイルミネーションは「近場の満足度」を上げられるか

物価高の中でも、出かけたい気持ちがなくなったわけではありません。
むしろ遠くへ行きにくい時代ほど、商業施設や駅前広場、公園、道の駅のような
“近場”の過ごし方が見直されやすくなります。
イルミネーションも、大規模観光地だけの集客装置ではなく、
地域の人が短時間でも満足できる夜の目的地をつくる手段として考えられます。
旅行会社の調査では、2026年のゴールデンウィークの国内旅行者数は前年より微増した一方、
平均旅行予定費用は前年を下回ったとされています。
物価高の影響がある中でも、出かけること自体をやめるのではなく、日数や距離、使い方を調整している様子がうかがえます。
これは、イルミネーション企画にも少し関係があります。
遠方から多くの人を呼ぶ大掛かりなイベントだけでなく、
近くに住む人が「少し寄ってみよう」と思える場所づくりの価値が上がっているからです。
■近場の満足度とは何を指すのか
ここでいう近場の満足度とは、遠くへ旅行しなくても、日常の延長で少し気分が変わる体験のことです。
たとえば、買い物帰りに子どもと写真を撮る。
仕事帰りに駅前を少し歩く。
夕食後にホテルの庭や商業施設の中庭を見に行く。
滞在時間は10分から20分でも、家に帰ってから「ちょっとよかったね」と話せる余白があれば、
近場の体験としては十分に成立します。
イルミネーションは、この短い満足をつくりやすい装飾です。
遊園地のように長時間滞在してもらう必要はありません。
見つけやすく、写真を撮りやすく、通行の邪魔にならず、夜に少し気分が切り替わる。
それだけでも施設や地域の印象は変わります。
商業施設であれば、買い物目的の来館に小さな寄り道を足すことができます。
自治体や商店街であれば、夜の駅前や広場に「暗いだけではない」印象を加えることができます。
道の駅や観光施設であれば、昼間に立ち寄った場所を、夕方以降も少し使える場所に変えられます。

■大きく飾るより、寄り道の理由をつくる
物価高の時代に、イルミネーション予算だけが簡単に増えるとは考えにくいです。
だからこそ、全面を大きく飾るより、どこに寄り道の理由をつくるかが大切になります。
入口、駐車場から施設までの導線、広場の一角、ベンチまわり、既存の植栽。
こうした場所は、少ない装飾でも体験に変わりやすい場所です。
たとえば、商業施設の入口に小さなフォトスポットを設けるだけでも、来館時と退館時の印象は変わります。
駅前広場なら、真正面の大きな装飾だけでなく、
待ち合わせに使いやすい低めのモチーフが役立つことがあります。
ホテルの庭園であれば、庭全体を均一に光らせるより、
客室やレストランから見える位置に絞るほうが、満足度につながる場合もあるかもしれません。
現場で見ていると、装飾量と満足度は必ずしも比例しません。
むしろ、写真を撮る人が立てる場所がない、背景に倉庫扉が入る、電源から遠くて配線が目立つ、
といった条件のほうが印象を左右します。
光の量より、体験の置き場所が大事になる場面は多いです。
少し乱暴に言えば、イルミネーションは“夜のついで買い”に近いところがあります。
目的地そのものにならなくても、施設に来たついでに見てもらえる。
食事のついでに写真を撮ってもらえる。
帰り道のついでに少し歩いてもらえる。
特に近場の体験では、「わざわざ行く」よりも「寄ったついでに楽しめる」ことが大きな意味を持ちます。
滞在時間が10分でも、写真を撮ったり、家族と少し話したりする時間が生まれれば、
その場所はただ通過する場所ではなくなります。
■短時間でも記憶に残る場所を考える
近場の体験では、長時間滞在よりも、短時間で記憶に残ることが重要になります。
遠方旅行のように一日を使うのではなく、生活圏の中で短く楽しむからです。
そのため、イルミネーション企画では、どこから見えるかを早めに考える必要があります。
駐車場から見えるのか。
道路から見えるのか。
施設の2階から見えるのか。
飲食店の窓側席から見えるのか。
見る位置が変わると、必要な高さや密度も変わります。
近くで見る装飾なら、細かい光の粒感やモチーフの質感が目に入ります。
遠くから見る装飾なら、ある程度の高さやまとまりが必要です。
スマートフォンで撮ることを考えるなら、撮影者が2〜3mほど下がれる余白も見ておきたいところです。
また、近場の体験では、毎年来る人が多いという特徴もあります。
去年とまったく同じ場所に同じ装飾があると、思った以上に気づかれます。
来場者は配線や品番までは覚えていませんが、
「あの入口のトナカイ」「去年もあった青い光」のような記憶は残ります。
人の記憶は案外ざっくりしているのに、同じ感にはなかなか厳しい。担当者泣かせです。
すべてを変える必要はありません。
主役の位置を変える、色数を絞る、既存のストリングスを背景に回す、新しいモチーフを一点だけ加える。
限られた予算でも、前年との違いを出す方法はあります。
■近場向けのイルミほど運用条件が効いてくる
近場の満足度を上げるイルミネーションは、派手さだけでなく運用条件が大きく影響します。
毎日点灯するのか、週末だけ点灯するのか。
点灯時間は何時から何時までか。
雨の日も使うのか。
通行者が触れる高さに部材があるのか。
撤去後に保管して翌年も使うのか。
こうした条件によって、選ぶ商品や施工方法は変わります。
特に屋外では、電源設計と固定方法を早めに確認したいところです。
屋外コンセントがある場合でも、装飾場所から遠ければ配線が長くなります。
既存設備と同じ回路を使っている場合は、容量確認も必要です。
公園や広場では、地面の水たまり、芝生、植栽、通行動線も見ます。
短期イベントであれば施工性を優先し、
長期設置であれば耐候性と保守性を優先したほうが扱いやすくなります。
ここを曖昧にしたまま進めると、見た目は良くても、運用中の不点灯や転倒、配線まわりの不安につながります。
近場向けの小規模なイルミネーションほど、実はこうした細部が印象を左右します。
大規模イベントであれば人は全体の迫力を見ますが、
小さな装飾ではコードの見え方、足元の安全性、昼間の姿まで目に入りやすいからです。

■近場で選ばれる場所には、少しだけ理由がある
物価高の時代に、すべての人が遠くへ出かけるわけではありません。
ただ、外に出たい、季節を感じたい、家族や友人と少し写真を撮りたいという気持ちは残ります。
その受け皿になるのは、必ずしも有名観光地だけではありません。
近くの商業施設、駅前、公園、道の駅、ホテルの庭、商店街の一角。
日常の中にある場所でも、夜の見え方が変わるだけで、少し立ち寄る理由が生まれます。
イルミネーションは、遠くから人を呼ぶためだけのものではありません。
近くにいる人が、もう一度その場所を見直すきっかけにもなります。
大きな旅行の代わりにはならないかもしれません。
けれど、帰り道に少し足を止める理由にはなります。
いまの時代には、そのくらいの小さな満足を丁寧につくることも、地域や施設の夜の価値を支える一つの方法だと思います。
やまとイルミネーションでは、
イルミネーション商品の販売だけでなく、企画・商品選定・施工まで含めてご相談いただけます。
「大きく飾るほどではないけれど、少し夜の印象を変えたい」という段階でも大丈夫です。
商業施設、公園、駅前広場、ホテルの庭園など、現場条件に合わせた形を一緒に考えます。
お気軽にご相談くださいね。


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