イルミネーションは、大きな会場だけで行うものではありません。
木1本、手すり数メートル、入口まわりだけでも装飾はできます。
ただし、実際に進めるときは、商品代だけでなく、電源、施工、撤去、保管まで考えておく必要があります。


「まだ何も決まっていないけれど、少し光らせてみたい」
そのくらいの段階でも、イルミネーションの相談は始められます。




■イルミネーションはどこに取り付けられるのか


イルミネーションと聞くと、駅前広場や商業施設全体を使った大きな装飾を思い浮かべる方も多いかもしれません。


もちろん、大型のモチーフや広場全体を使ったイルミネーション企画もあります。
一方で、実際の現場では、もっと小さな範囲から始まることもよくあります。


たとえば、木にストリングスライトを巻き付ける。
手すりに沿って光を流す。
柱に巻いて入口の印象を変える。
フェンスや植栽まわりに光を足す。
建物の前に小さなモチーフを置く。


こうした装飾でも、夜の見え方はかなり変わります。


ここでいうイルミネーションとは、単に光らせることではなく、
設置場所に合わせて光の見え方をつくる装飾のことです。


木1本だけでも、道路側から見えるのか、建物側から見えるのか、人が近くを通るのかによって、巻き方や数量は変わります。
同じ商品を使っても、見る距離と角度が違えば、印象はかなり変わります。


現場で見ていると、意外と多いのが「ここにも付けられるんですね」という反応です。
イルミネーションは、思っているより自由です。
ただし、自由そうに見えて、電源と固定方法にはきちんと縛られます。




■電源は何を確認すればよいのか


イルミネーションには電源が必要です。
基本的にはすべての商品にプラグが付いていますので、よくある100Vのコンセントに挿せば、光ります。
ただ、はじめてイルミネーションを検討する方にとって、電源の確認は分かりにくい部分かもしれません。


屋外コンセントがあるのか。
容量は足りるのか。
電気工事が必要なのか。


こうした内容は、電気工事の知識がないと判断しづらいものです。
そのため、最初の段階では「電源っぽい場所」の写真を送っていただくだけでも大丈夫です。


たとえば、屋外コンセント、分電盤、電源ボックスなどです。
はっきり分からない場合でも、「たぶんこれかな」という場所を撮っていただければ、確認のきっかけになります。


写真は、できれば複数枚あると助かります。

  • ・正面からの写真
  • ・周辺との位置関係が分かる写真
  • ・表示アンペアや型番のような文字が読める写真


このあたりがあると、状況を整理しやすくなります。


電源は、見た目だけでは判断できないこともあります。
コンセントがあっても、実際にイルミネーションで使える容量があるかは別の確認が必要です。
場合によっては、電気工事業者による確認や、追加工事が必要になることもあります。


ただし、最初から専門的な情報をそろえる必要はありません。
現場写真を見ながら、「ここから取れそうか」「距離はどのくらいか」「工事が必要そうか」を
順番に整理していく形で十分です。


イルミネーションの品質は、光の強さだけで決まるものではありません。
配線、接続部、防雨処理、固定方法、点灯管理まで含めて、現場で安定して使えるかが大切になります。



■費用は商品代だけで決まるのか


イルミネーションの費用は、商品代だけでは決まりません。


必要になる費用は、大きく分けると部材代、施工費、撤去費、必要に応じた電気工事費です。
現場によっては、運搬費や高所作業費、保管に関する費用を考えることもあります。


部材代には、ストリングスライト、電源コード、コントローラー、モチーフ商品などが含まれます。
施工費には、取り付け作業、固定作業、配線処理などが含まれます。
シーズン終了後に取り外す場合は、撤去費も必要です。


商品だけを購入して、お客様側で設置することも可能です。
実際に、イルミネーション商品販売のみのご相談もあります。
一方で、設置場所の条件によっては、プロに任せたほうが安全な場合もあります。


たとえば高所作業が必要な場所、人通りの多い場所、雨の影響を受けやすい場所では、
取り付け方や配線の処理に注意が必要です。
見た目はシンプルな木巻きでも、脚立で届くのか、高所作業車が必要なのかで費用は変わります。


「木に巻くだけ」と聞くと簡単そうですが、実際には木の太さ、枝の広がり、電源位置、通行導線を見ながら考えます。
落葉樹か針葉樹か、常設なのか冬季だけなのかも確認します。





■何年くらい使えるのか


イルミネーション商品は、必ず1シーズンで終わるものではありません。
使用環境や保管状態にもよりますが、3シーズン程度を目安に使い回しを考えるケースもあります。


ただし、屋外で使う場合、雨、風、紫外線など影響は受けます。
人が触れやすい場所では、引っ張られたり、踏まれたりすることもあります。
保管時に強く折り曲げたり、湿気の多い場所に置いたりすると、次のシーズンに不点灯が出る可能性もあります。


長く使いたい場合は、商品選定だけでなく、撤去のしやすさと保管方法も考えておくと安心です。
来年も使う予定があるなら、撤去時に雑にまとめないことも大切です。
ここで手を抜くと、翌年の作業でコードの絡まりと格闘することになります。


部材を使い回す場合でも、毎年まったく同じ見せ方にする必要はありません。
同じストリングスライトでも、取り付ける場所や密度、組み合わせるモチーフを変えるだけで印象は変わります。


イルミネーション会社を探すときは、新しく作る提案だけでなく、
既存部材をどう活かせるかを相談できるかも一つの見方です。




■予算感はどのくらい見ればよいのか


イルミネーションの予算は、装飾範囲と施工条件で大きく変わります。


たとえば、高さ4m程度の木を1本装飾する場合、使用する商品や巻き方にもよりますが、
部材費として10万〜15万円程度で形にできることがあります。
ただし、これはあくまで部材費の目安です。
施工費、撤去費、電気工事費は別途必要になる場合があります。

あくまでイメージです。ご相談の際、再度見積提出いたします。


手すりを数メートルだけ光らせる場合は、比較的小さな予算から考えられることもあります。
反対に、入口全体を装飾したり、フォトスポットをつくったり、
大型モチーフを置いたりする場合は、数十万円単位で見たほうが計画しやすくなります。


ここで考えておきたいのが、単年度の予算だけで判断しないことです。


たとえば、年間予算が100万円で、初年度の見積が150万円だったとします。
単純に見ると「予算オーバーなのでできない」となりそうです。


ただし、初年度に購入した部材を翌年以降も使える場合は、
2年目以降に同じ部材をすべて買い直す必要がないケースもあります。
初年度に電気工事を行い、その電源を翌年以降も使える状態にできれば、
2年目以降の電気工事費を抑えられる場合もあります。


このように見ると、初年度だけでは難しく見えた計画でも、複数年で考えれば現実的になることがあります。


たとえば、初年度は部材代、施工費、撤去費、電気工事費がかかる。
2年目は、同じ部材を使い、施工費と撤去費が中心になる。
3年目は、必要に応じて追加部材や補修部材を足しながら運用する。


もちろん、すべての商品が必ず何年も使えるわけではありません。
特に屋外で使用する場合、劣化や不点灯の可能性はあります。
それでも、「今年だけの費用」として見るのではなく、
「来年も使える部材なのか」「電源は翌年も活かせるのか」を確認しておくと、予算の見え方は変わります。


複数年で使う前提なら、初年度は電源や基本部材を整え、
翌年以降にモチーフや装飾範囲を少しずつ追加する考え方もできます。
一度に完成形を目指すのではなく、段階的に育てるイルミネーション企画です。




■相談するときは何を伝えればよいのか


相談の段階で、細かな仕様がすべて決まっていなくても問題ありません。
ただ、最初にいくつか情報があると、装飾できる範囲や予算感を整理しやすくなります。


まず、できれば以下の情報があると助かります。

  • ・設置したい場所の写真
  • ・装飾したい場所のおおよそのサイズ
  • ・電源がありそうな場所の写真
  • ・点灯したい時期・期間
  • ・おおよその予算
  • ・商品だけ購入したいのか、施工まで依頼したいのか


設置場所の写真は、昼間の写真があると確認しやすくなります。
木の形、手すりの長さ、通路幅、固定できそうな場所、人の動線などが見えるためです。


電源については、専門的な判断ができなくても問題ありません。
屋外コンセント、分電盤、電源ボックス、照明柱の近くなど、
「電源っぽい」と思う場所を複数枚撮っていただければ、確認のきっかけになります。



可能であれば、次の情報もあると、より具体的に考えやすくなります。

  • ・夜の周辺写真
  • ・希望する雰囲気
  • ・参考にしたい写真やイメージ
  • ・人がよく通る場所、写真を撮ってほしい場所
  • ・既存イルミネーション部材の有無
  • ・翌年以降も使いたいかどうか


夜の写真があると、周辺がどのくらい暗いのか、既存照明がどの程度あるのかを見やすくなります。
同じ商品でも、周囲が暗い場所と明るい場所では見え方が変わります。


希望する雰囲気は、細かい言葉でなくても大丈夫です。
「入口を少し目立たせたい」「木を光らせたい」「写真を撮れる場所をつくりたい」くらいでも、
十分に相談は始められます。


現場写真やおおよその条件が分かれば、装飾イメージのパースや概算見積を作成しやすくなります。
完成形が見えにくい段階では、言葉だけで考えるより、画像にしたほうが判断しやすいこともあります。


冬に点灯したい場合でも、秋になってから考え始めると、商品手配や施工日程が限られることがあります。
特に、大型商品を使う場合や、電気工事・公共空間での確認が必要な場合は、
早めに方向性を決めたほうが進めやすくなります。



はじめての相談では、専門用語をそろえる必要はありません。
「この場所を少し明るくしたい」
「木に巻けるのか知りたい」
「予算内で何ができるか見たい」


そのくらいの言葉からでも、現場条件を整理することはできます。

■まとめ


イルミネーションは、木1本や入口まわりなど、小さな範囲からでも始められます。
ただし、電源、施工方法、撤去、保管まで考えることで、より安心して計画しやすくなります。


やまとイルミネーションでは、商品の販売だけでなく、
設置場所に合わせた装飾提案や概算見積、施工・撤去までご相談いただけます。


「まだ何も決まっていない」「写真だけしかない」という段階でも大丈夫です。
はじめてイルミネーションを検討される方も、まずはお気軽にご相談ください。


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