GW前の話になりますが、2026年4月に中国・広州市で開催された
「第139回 中国輸出入商品交易会(広州交易会2026春)」の視察に行ってきました。


2月にフランクフルトで開催された「クリスマスワールド2026」の視察では、
今期の装飾方法のトレンド、キーカラー、そして空間演出の方向性を深くインプットしてきました。


クリスマスワールドが「デザインや演出のトレンド(ソフト面)」を提示する場であるならば、
ここ広州交易会は「それを具体的な製品としてどう落とし込み、量産化するか(ハード面)」を突き詰める場です。

今回の広州交易会における最大のミッションは、
クリスマスワールドで掴んだ世界的なトレンドを日本の市場にマッチする商品として探し出し、
それを形にできる技術力を持ったサプライヤーを開拓することでした。




■現地で強く実感した、欧州トレンドとの連動性


今回の視察で最も目についたのは、やはりリボンやギフトボックスをモチーフにした商品群です。
これらは2月のクリスマスワールドでも空間演出の主役として数多く展示されていましたが、
ここ広州交易会でも非常に多くのブースが前面に打ち出していました。





■制御技術の進化:高解像度で滑らかな演出がより身近に


意匠性の高いモチーフが並ぶ一方で、イルミネーションの制御技術そのものも着実に進化していました。
今回の会場で特に目を引いたのは、よりシンプルなシステム構成でありながら、
高解像度で滑らかな光の演出を可能にする製品が豊富に揃っていた点です。


これまでは複雑なプログラミングや大がかりなコントローラーが必要だった緻密な動きやグラデーション表現が、
簡易的な制御ロジックや扱いやすいコントローラーによってスムーズに再現できるようになっています。
施工や運用のハードルを下げつつ、表現力を一段と高めた製品群は、今後の提案において大きな強みになると感じました。




■今期の主役を確信させる「大型トナカイ」とワイヤー素材の存在感


具体的なモチーフとして、今期のメインストリームになると改めて確信したのが「大型のトナカイ」です。
会場内でも数多くのブースで提案されており、今年のトレンドを象徴するアイテムであることは間違いありません。


その中でも特に強い印象を残したのが、新素材を用いたワイヤー系のトナカイモチーフです。
クリスマスワールド視察時にも注目していたこの繊細なワイヤーワークは、
広州交易会の会場でもひときわ目を惹き、抜群の存在感を放っていました。


ボリューム感を持たせつつも、透過性(透け感)があるため空間を圧迫せず、
日本の商業施設や屋外演出の現場でも非常に映えるプロダクトだと実感しています。


こちらの商品は私たちも今期取扱い予定です。
詳細はこちら。
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■「ナチュラル」をテーマにした、多様なモチーフの広がり


冬の定番モチーフのほかにも、会場では蝶や大きな花といった「ナチュラル」なイメージの素材や製品が数多く見られました。


これらは空間に自然で柔らかな空気感をもたらすデザインが多く、
クリスマスという枠に留まらないオーガニックな世界観を構成する要素として、
現地のサプライヤーも力を入れている印象を受けました。
冬のイルミネーションとしてはもちろん、グリーンと組み合わせた春夏の演出や、店舗の年間ディスプレイなど、
幅広い用途へのアプローチが期待できるバリエーションの豊かさでした。





■最後に:視察を終えて


今回の広州交易会(春)への視察は、2月のクリスマスワールドでインプットした最先端の装飾トレンドについて、
その背景にある「製品としての源流(元となる技術や素材)」を数多く発見できる大変有意義な機会となりました。


「広州交易会の春・秋」、そして「クリスマスワールド」。


これらを一連の流れとして継続的に視察することで、世界的なトレンドがどのように生まれ、
どう具体化されていくのかという変化のプロセス、そして実際の装飾における重要なポイントをより深く、
立体的に捉えられるようになったと実感しています。


今回現地で得た確かな知見と最新のトレンドを、
これからの製品開発やお客様への空間演出の提案にしっかりと活かしてまいります。
今後とも、常に新しいトレンドと確かな品質を発信できるイルミネーションメーカーとして、邁進してまいります。


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