やまとイルミネーションで扱う商品は、基本的に日本の一般的なコンセントで使えます。
店舗、商業施設、事務所、イベント会場などにある普通の100Vコンセントに挿して点灯できる商品が中心です。

ただし、普通のコンセントで使えることと、何個でも自由につなげられることは別です。
イルミネーションを考えるときは、商品の消費電力、コンセントの容量、カタログに記載された連結可能数をあわせて確認します。

厳密には、ブレーカーの容量、配線の太さ、使用するコード、他の電気設備との兼ね合いまで確認する必要があります。
ただ、初めてイルミネーションを検討する段階では、
まず基本的な数字の見方を押さえておくだけでも、かなり整理しやすくなります。

この記事では、普通のコンセントで使えるとはどういうことか、消費電力やアンペアは何を見る数字なのか、
電気代はどう計算するのかなどを、初心者向けに分かりやすく整理します。




AC100Vとは普通のコンセントの電気



AC100Vは、日本の一般的なコンセントで使われている電気です。

ACは「交流」のことです。
電気の流れ方を表す言葉ですが、イルミネーションを検討する段階では、細かい仕組みまで覚える必要はありません。

まずは、AC100Vとは、日本の普通のコンセントから取る電気だと考えると分かりやすいです。
やまとイルミネーションの商品も、基本的にはこのAC100Vのコンセントに挿して使います。

商品によっては、コンセントに挿したあと、アダプターやコントローラーを通して点灯するものもあります。
ここでいうアダプターとは、コンセントから来た電気を、その商品が使いやすい形に変える部品です。

ただし、使う側から見ると、基本は100Vの普通コンセントに挿して使う形です。
そのため、商品を選ぶときに最初に見るべきなのは、難しい電気理論ではありません。

まずは、消費電力が何Wか、何個まで連結できるか、どのコードやコントローラーを使う商品なのかを確認します。




Wとは電気をどれくらい使うかの数字


Wは「ワット」と読みます。
イルミネーションでは、商品がどれくらい電気を使うかを見る数字です。

ここでいう消費電力とは、その商品を点灯させるために必要な電気の量です。
Wが大きいほど、使う電気も大きくなります。

たとえば、やまとイルミネーションの定番商品であるエコラタンは、1個あたり3Wです。

1個なら3W。
10個なら30W。
100個なら300W。
300個なら900Wです。

このように、商品の消費電力は足し算で考えられます。

「100個使う」と聞くと多く感じるかもしれません。
ただ、エコラタン100個でも、消費電力は300Wです。

この300Wという数字が分かると、電気代やコンセント容量の目安を出しやすくなります。
イルミネーションの電気まわりは、まず商品ごとのW数を足して考えると整理しやすくなります。



Aとは電気がどれくらい流れるかの数字



Aは「アンペア」と読みます。
ざっくり言うと、電気がどれくらい流れているかを見る数字です。

イルミネーション商品には、消費電力としてWが書かれていることが多くあります。
一方で、コンセントやコード、主電源まわりには「15A」「20A」のようにAで書かれていることがあります。

ここが少し分かりにくいところです。

WとAは、別々の数字に見えます。
ただ、100Vの電源で使う場合は、次の式でおおよそ変換できます。

W ÷ V = A

日本の普通のコンセントは100Vなので、次のように考えます。

300W ÷ 100V = 3A
900W ÷ 100V = 9A
1,500W ÷ 100V = 15A

つまり、100Vで使う場合、300Wなら約3A、900Wなら約9Aです。

一般的なコンセントは、定格15Aがひとつの目安になります。
日本配線システム工業会のQ&Aでも、コンセントの定格は一般に15Aで、
たこ足配線によって15Aを超える危険性があると説明されています。

ただし、15Aまでなら必ず使い切ってよい、という意味ではありません。
イルミネーションは長時間点灯するため、上限ぎりぎりではなく、余裕を持って考えるほうが安全です。

また、主電源コードや使用する器具に20Aと書かれている場合もあります。
その場合でも、商品側の仕様、使用するコードの容量、カタログの連結可能数を確認して使います。

大切なのは、コンセント側の上限、コード側の上限、商品の連結可能数を混ぜて考えないことです。
一番低い上限に合わせて考えるのが安全です。




Vとは電気の基準になる数字



Vは「ボルト」と読みます。
イルミネーションの記事では、まず日本の普通のコンセントは100Vと覚えておけば十分です。

やまとイルミネーションの商品は、基本的にこの100Vコンセントに挿して使えます。
商品内部でアダプターやコントローラーを使っている場合でも、使用する入口は普通の100Vコンセントです。

そのため、検討段階では、まずカタログに記載された消費電力と連結可能数を確認します。
電気代や容量の目安は、その数字をもとに整理できます。

ただし、別商品のコードやコントローラーを流用することは避けたほうが安全です。
商品ごとに、コード、アダプター、コントローラー、コネクターの仕様が違う場合があります。

合わない部品を使うと、点灯しない、ちらつく、故障する、発熱する、コネクター部分に負担がかかるなどの原因になります。
見た目が似ていても、中の仕様が同じとは限りません。



ACとDCは深く考えすぎなくてよい


ACは交流、DCは直流のことです。


ACは、コンセントから来ている電気です。
日本の普通のコンセントはAC100Vです。

DCは、アダプターなどの中で変換された電気です。
商品によっては、AC100Vのコンセントに挿したあと、内部でDCに変換して使うものがあります。

ただし、実務上はこう考えると分かりやすいです。

やまとイルミネーションの商品は、基本的にはAC100Vの普通コンセントに挿して使う。
商品内部で変換している場合でも、使用者が用意する入口は100Vコンセント。
電気代や合計容量は、カタログに記載された消費電力を足して考える。

ACとDCの違いを細かく理解するよりも、商品ごとの仕様書を確認するほうが実務では大切です。



電気代はどう計算するのか


イルミネーションの電気代は、次の式で概算できます。

消費電力kW × 点灯時間 × 点灯日数 × 電気料金単価

ここで注意したいのは、WをkWに直すことです。
1,000Wが1kWです。
300Wなら0.3kWです。
900Wなら0.9kWです。

電気料金単価は、契約している電力会社や料金プランによって変わります。
この記事では、概算の目安として31円/kWh(税込)を使います。

31円/kWhは、公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が示している電力料金の目安単価です。
現在の目安単価は、令和4年7月22日に改定された31円/kWh(税込)とされています。

たとえば、エコラタン100個を使う場合を考えます。
エコラタン1個は3Wなので、100個で300Wです。
300Wは0.3kWです。

屋外で17時から22時まで、1日5時間点灯するとします。
60日間点灯した場合の電気代は、次のようになります。

0.3kW × 5時間 × 60日 × 31円
=2,790円

屋内の百貨店や商業施設で、10時から21時まで11時間点灯する場合はどうでしょうか。

0.3kW × 11時間 × 60日 × 31円
=6,138円

つまり、エコラタン100個を60日間点灯しても、電気代の概算は屋外5時間で約2,790円、屋内11時間で約6,138円です。

この数量なら、一般的な100Vコンセントの容量面でも、数字上は大きな負担になりにくい規模です。
100個で300W、100V換算で約3Aだからです。

もちろん、実際にはカタログの連結可能数、使用するコード、接続の分け方、他の設備との兼ね合いを確認します。
ただ、電気代だけを見ると、LEDイルミネーションは思ったより現実的な範囲に収まります。



接続可能数はカタログで確認する


消費電力が小さい商品でも、何個でもつなげてよいわけではありません。
やまとイルミネーションの商品は、カタログに連結可能数が明記されています。
ここはかなり大切です。

電気代やアンペアの計算では余裕がありそうに見えても、商品として接続できる数には上限があります。

たとえば、エコラタンは1個あたり3Wで、20連結の商品です。
つまり、1個なら3W、10個なら30W、20個なら60Wです。
エコラタン1系統あたりは、20個まで接続できます。

ここで、仮にエコラタンを100個使う場合を考えます。
100個使うと、消費電力は 3W × 100個 = 300W です。
100V換算では 300W ÷ 100V = 約3A なので、数字だけを見ると大きな電流ではありません。

ただし、100個を1本のコードにそのままつなげてよいわけではありません。
エコラタンは20連結なので、100個使う場合は、20個ずつ5系統に分ける考え方が必要です。

つまり、

  • ・合計の消費電力としては300W
  • ・ただし接続方法としては20個×5系統

というように、電気の合計量と、実際のつなぎ方は分けて考える必要があります。

この考え方は、エコラタン以外の商品でも同じです。
合計W数だけでは問題なさそうに見えても、商品ごとの連結可能数を超えて使うことはできません。

また、実際の現場では、
1本のコードに何個までつなげるのか、
入口の左右や植栽ごとにどう分けるのか、
コントローラーを使う商品なら何個まで対応できるのか、
といった点も確認が必要です。

このあたりは、商品、設置場所、距離、屋内外、雨の影響などによって判断が変わります。
カタログの連結可能数を確認したうえで、不明な場合はイルミネーション会社や電気工事業者に確認したほうが安全です。

イルミネーションの電気まわりは、次の2段階で考えると分かりやすくなります。

まず、合計の消費電力を足して、電気代やアンペアを概算する。
そのうえで、商品ごとの連結可能数と接続方法を確認する。

合計W数は、全体の電気使用量を見るための数字です。
連結可能数は、その商品を安全につなぐためのルールです。

どちらか一方だけでは不十分です。
電気代が安くても、連結可能数を超えて使うことはできません。





100個、300個、500個ではどれくらいの電気になるのか


エコラタン3Wを基準にすると、装飾数量と電気の関係が見えやすくなります。

100個使う場合は、3W × 100個で300Wです。
100V換算では、300W ÷ 100V = 約3Aです。

300個使う場合は、3W × 300個で900Wです。
100V換算では、900W ÷ 100V = 約9Aです。

500個使う場合は、3W × 500個で1,500Wです。
100V換算では、1,500W ÷ 100V = 約15Aです。

100個や300個規模であれば、数字上は一般的なコンセント容量に対して大きすぎる装飾ではありません。
一方で、500個になると約15Aに近づくため、1つのコンセントや1つの系統にまとめて考えるのは慎重に見たほうがよいです。

ただし、これはあくまで合計の消費電力から見た目安です。
実際には、エコラタンの連結可能数、使用するコード、現場で電源を分けられる場所も合わせて確認します。

電気代としては計算できても、接続方法まで同じとは限りません。
装飾数量が増えるほど、合計W数と連結可能数を分けて見ることが必要になります。




電気まわりで最初に確認したいこと


イルミネーションの電気まわりでは、最初から難しい専門知識を持つ必要はありません。
まずは、次の情報を確認すると整理しやすくなります。

商品は普通の100Vコンセントで使えるか。
商品の消費電力は何Wか。
使う数量は何個、何本か。
合計すると何Wになるか。
100Vで考えたときに何Aくらいになるか。
カタログ上の連結可能数はいくつか。
1日何時間点灯するか。
何日間点灯するか。

この情報があれば、電気代の概算と電源容量の目安が見えてきます。

たとえば、エコラタン100個なら300W。
100Vでは約3A。
屋外5時間、60日点灯なら電気代は約2,790円。

こうして数字にすると、「なんとなく電気代が高そう」という不安はかなり小さくなります。

電気代は、計算すれば見える費用です。
そしてLEDイルミネーションでは、部材費や施工費に比べると、大きな負担になりにくいことがあります。

ただし、普通のコンセントで使える商品でも、カタログの連結可能数と合計消費電力の確認は必要です。
商品ごとの使い方や連結可能数、電気代の概算が分かりにくい場合は、
設置場所の写真や使用したい商品数をもとに確認できます。

お気軽にご相談くださいね。


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