やまとイルミネーションの強み
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PRODUCTSやまと興業株式会社 商品部
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【コラム】イルミネーションは再利用できる?翌年も使うための考え方

イルミネーション商品は、適切に施工・撤去・保管すれば、翌年以降も再利用できるものが多くあります。
そのため、イルミネーション企画では「今年いくらかかるか」だけでなく、
「何年間使うか」で考えることもできます。
例えば300万円分の商品を3年間使用するなら、商品代だけを単純計算すると1年あたり100万円です。
5年間使えれば、1年あたり60万円まで下がります。
もちろん毎年の施工費や撤去費、点検費などは発生します。
それでも商品そのものは、長く使うほど1年あたりの負担が小さくなります。
今回は、イルミネーションを1シーズンの商品ではなく、
数年間使う装飾資産として考えるときの商品選びや管理方法について整理します。
イルミネーション商品は何年くらい使える?
イルミネーション商品の寿命は、「何年経ったか」だけでは判断できません。
設置場所、点灯期間、気候、施工方法、撤去方法、保管環境などによって大きく変わります。
実務上のひとつの目安としては、シーズンごとに設営撤去をしたとき、
屋外使用で3~5年程度、屋内使用で5~7年程度を想定することがあります。
ただし、これは保証できる年数ではありません。
例えば海沿いでは、潮風の影響によって金属部分や接続部分の消耗が早くなる場合があります。
反対に、屋内で12月の1か月程度しか使用せず、施工や撤去でも丁寧に扱い、適切に保管していれば、
10年程度使用できるケースもあります。
また、イルミネーションは点灯している時間だけで劣化するわけではありません。
設置する、固定する、撤去する、箱へ戻す、運搬する。
こうした作業の繰り返しでもコードや接続部分には負担がかかります。
そのため、使用年数だけでなく、どのような環境で、何回施工・撤去を繰り返したかまで見た方が、
実際の商品の状態を判断しやすくなります。

毎年同じイルミネーションでも悪くない
再利用という話になると、「毎年同じ装飾では飽きられるのでは」と考えがちです。
ただ、毎年同じ景色があること自体に価値が生まれる場合もあります。
代表的なのが「青の洞窟 SHIBUYA」です。
青の洞窟は、2016年から渋谷で開催され、青一色のイルミネーションを特徴として継続しています。
2024年には10周年を迎えましたが、基本となる青色の演出は残しつつ、
大型の球体演出「THE SNOW DOME」を追加しました。
毎年すべてを変えるのではなく、「青の洞窟らしさ」は残し、その年ごとの変化を加えています。
もうひとつ分かりやすいのが、三重県の「なばなの里」です。
なばなの里では、2006年に登場した全長200mの「光のトンネル」を長年継続する一方、
メインテーマや別の光のトンネルは毎年変化させています。
残す景色と、変える景色を分けている例です。
商業施設や自治体のイルミネーションでも同じ考え方ができます。
毎年すべて変更する必要はありません。
入口やメインツリーなど、その施設らしい景色を残しながら、一部の部材や配置を変える方法もあります。
毎年同じ装飾は、必ずしもマンネリではありません。
その町や施設の「冬の顔」として定着することもあります。

ベーシックな商品ほど数年後に使いやすい
複数年使用する場合は、「来年も使いやすい商品か」という視点も必要です。
使いやすいのは、ストリングライト、ボール、星、雪の結晶、トナカイなど、比較的ベーシックな既製品です。
こうした商品は一つひとつを見ると目新しくないかもしれません。
しかし、シンプルだからこそ他の商品と組み合わせやすく、配置を変えても馴染みます。
今年はツリーに使ったボールを翌年は植栽へ使う。
樹木に使ったストリングライトを別の年にフェンスへ使う。
同じ商品でも、場所や組み合わせを変えることで別の見せ方ができます。
一方、特殊な発光色や非常に特徴のある形状の特注モチーフは、使い回しにくい場合があります。
印象に残る商品だからこそ、別の場所へ移しても「あの商品をまた使っている」と感じられやすいためです。
もちろん、特注品自体が悪いわけではありません。
施設の象徴として毎年同じ場所へ設置するのであれば、特徴のある特注品が定着につながることもあります。

再利用しやすさは「買い足しやすさ」にもある
特注品ではなく、既製品を使うメリットのひとつは、翌年以降も同じ商品を追加しやすいことです。
特にストリングライトのような定番商品は、発光色やコネクター仕様が統一されているため、
初年度に導入した商品へ翌年以降も追加しやすくなります。
例えば、初年度は予算に合わせて30本だけ導入し、翌年に10本追加して装飾範囲を広げる、といった進め方もできます。
一度にすべてをそろえなくても、数年かけて少しずつ商品を増やしていけるのは、既製品ならではの使いやすさです。
また、ベーシックな商品は別の場所にも転用しやすいため、追加した商品もその年だけで終わりにくくなります。
初年度の完成形だけを見るのではなく、
「来年もう少し増やせるか」「別の場所にも広げられるか」まで考えておくと、数年単位で装飾を育てやすくなります。

使わない年を作ってもいい
購入した商品は、毎年必ず使わなければならないわけではありません。
弊社でデザインや施工まで担当する案件でも、所有している部材を毎年すべて使用するわけではありません。
その年のテーマや色によって、あえて使わない部材を作ることがあります。
そして数年後の企画中に、
「そういえば、一昨年使ったあの商品が倉庫にある」
となることがあります。
その部材が今年の企画にちょうど合えば、新しく購入する必要がありません。
実務担当者としては、少し得をした気持ちになる瞬間です。
一度使わない年を挟むことで、再び使ったときに「また同じ」という印象が弱くなることもあります。
倉庫にある商品を「去年の余り」と考えるのではなく、
数年間の企画で使える装飾パーツとして管理しておくと、提案の選択肢が増えます。

商品価格は「今年いくら」ではなく「何年使うか」で見る
イルミネーションの購入費は、複数年で考えると見え方が変わります。
例えば、
Aの商品は100万円で、3年間使用できた。
Bの商品は150万円で、6年間使用できた。
とします。
単純に商品代を使用年数で割ると、
Aは1年あたり約33万円。
Bは1年あたり25万円です。
購入時にはBの方が50万円高くても、長く使えれば1年あたりの負担は小さくなります。
さらに、商品によって施工にかかる手間も異なります。
毎年10人工必要な商品と、6人工で施工できる商品では、数年間繰り返すと施工費にも差が出ます。
そのため、長期使用を前提にするなら、
商品価格だけでなく、「何年間使えて、毎年どのくらい施工に手間がかかるか」まで含めて見る
という考え方ができます。
300万円の商品を購入したから「今年300万円使った」とだけ考えるのではなく、
「3年間使うために300万円の商品を持つ」と考える。
3年間使う想定の商品が4年目、5年目まで使えれば、商品代については追加負担なしで使える期間が増えます。
少し乱暴に言えば、4年目以降は「商品代はほぼタダで使えている」という見方もできます。
もちろん、安全に使用できる状態であることが前提です。

数年使う前提で商品を選ぶ
イルミネーションを再利用するなら、単に「長持ちする商品を買う」という話だけではありません。
毎年残したい景色なのか。
配置を変えながら使う商品なのか。
一度休ませて、数年後にもう一度使える商品なのか。
追加購入しやすい商品なのか。
そこまで考えて商品を選ぶと、初年度の価格だけでは見えなかった価値が出てきます。
毎年イルミネーションを実施する施設であれば、商品を1年で使い切る消耗品として見るより、
数年間組み替えながら使う装飾資産として考える方が実態に合う場合があります。
既存商品をその年の企画へどう組み込むかについては、以前のコラムでも整理しています。
【コラム】既存イルミを活かすか、全部替えるか – やまと興業 商品部
今年の見積だけでなく、その商品を何年、どんな形で使えそうか。
少し先まで考えておくことで、翌年以降の企画で使える手札は増えていきます。
やまとイルミネーションについて
やまとイルミネーションは、静岡県浜松市を拠点に、イルミネーション商品の販売、企画、施工を行っています。
商品と現場の両方に携わる立場から、イルミネーションの品質や業界トレンド、施工・運用に役立つ情報を発信しています。



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